2010年4月1日木曜日

umare-homare


泥まみれの手で土団子を何度も何度も丸めては乾いた土をすり込む。しばらくすると、光沢が出てくる。どんどんその黒い光沢に自分が吸い込まれてゆく。終わりを見極め、出来上がった土団子を、満面の笑顔で母親に自慢げに見せる。僕はそんな『生まれ』